「フレッシュプリキュア！」は4人めが登場しましたね。

激しく今更な話題ですが、4人めのプリキュア「キュアパッション」が登場しましたね。

この2日ほど、今まで撮り溜めしていた「フレッシュプリキュア！」の10話くらいを一気に視聴しました。
子供向けアニメのはずなのに想像以上に重たい話だったのでちょっと書いてみます。
　

　
一気に見た感想ですが、カードをもらってからイースの最期までのストーリーの流れがすごく綺麗だったなあと思いました。特に22、23話の最後のカード使用時の戦いと最期のところは壮絶でした。これでイースが救われていなかったら、確実に視聴者の心に傷を残していたのではないかと思います。

激しい戦いの後、過労で倒れた主人公のラブ(キュアピーチ)達3人も大変なのですが、カードを消費する度に身も心もボロボロになっていくせつな(イース)の方が見ていて辛かったです。今回のプリキュアの敵キャラは別世界の管理国家「ラビリンス」から来た人間なので、やられるといつもの敵キャラより悲惨な感じがします。

イースはラブ達3人と同年代の女の子なので、変身アイテムを奪うべく、7話の時点から「せつな」としてラブ達に近付く作戦に出たわけですが、段々一緒に過ごすうちに心境が変化していきます。そんな自分に気付いて戸惑ったりしていました。そんな中、危険な強化アイテムをもらうという悪役的な死亡フラグが立ちます。

■22話
結局イースは敗北を重ねて、強化カードが最後の一枚になります。命をかけて最後のカードを使用しますが、戦闘中に体力の限界がきてカードを使ったモンスターが暴走。結局キュアピーチに助けられます。
それでも敵同士としてプリキュアとの和解を拒絶したイースは、遂にプリキュアの目の前で変身を解いて正体を明かし、7話でラブからもらったクローバー型のペンダントを踏み砕いて立ち去ります。

■23話
任務に失敗したイースに本国からの手紙が届きます。やり残したことを終わらせに行く、と言ってキュアピーチと最後の決着を付けに行くイース。

同じ頃ラブ(キュアピーチ)も悪事を止めさせるため、せつな(イース)に会いに行きます。森の中で対峙し、変身する2人。そして急に悪化する天候。

仲間のプリキュアの残り2人も駆けつけますが、ピーチは他の2人に手を出さないように言い、あくまで自分1人で決着を付けようとします。そして降り出す雨。

再び攻防が続き、距離を取ったところでイースが「こんなはずじゃなかった。」と言って、イースが手紙を読んでショックを受けるところの回想シーン挿入。

手紙の内容は「国民番号ｘｘｘｘ　イース様　あなたの寿命は今日限りです。お疲れ様でした。」というもの。管理国家ラビリンスは国民の寿命までも管理しているので、イースの寿命もコンピュータ(?)上で簡単に変更されてしまったようです。

キュアピーチに対して「お前が羨ましいと思った」と正直に心の内を吐露して最後のパンチを繰り出したところで両者ダウン。向かい合って仰向けに倒れた2人はすっきりした表情になり和解したのでした。

イースが起き上がりかけた時に四葉のクローバーを発見。それを取ってあげるピーチ。「私が見つけた幸せ」とつぶやいて、クローバーに手を伸ばすイース。このときちょうど寿命が来て、幸せを掴むことができずに絶命する、という最期でした。


敵キャラの最期がこんなに悲惨なのは久し振りに見た気がします。特に「こんなはずじゃなかった」の台詞と、回想の手紙を読んでショックを受けて手が震えているシーンは見ていて泣きそうになりました。国民の寿命までモノのように管理するラビリンスは相当怖いですね。これでは総統には絶対に逆らえませんね。

あ、あと拳で語り合って和解するというのも久し振りに見た気がします。

ちなみに死亡から数分後、イースは「アカルン」の力によって4人めのプリキュア「キュアパッション」として生まれ変わりました。復活したと言っても、仮面ライダーディケイドのアポロガイストのように、寿命は1ヶ月とかではなく、普通にそれなりの寿命があるようなので良かったですね。